日本の法令まとめ



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公開日:2022/5/18 , 最終更新日:2023/11/5   

■日本の法令の分類

日本の法令は、日本国憲法を最高法規として、それに従い以下の様に法律が定められています。

<憲法と法律の違い>

憲法は国の最高法規であり、憲法に反する法律は制定できません。これは憲法第98条にも定められています。 憲法改正は第96条にあるように国民投票で過半数を超えないと改正できません。(国民投票は議員の三分の二以上の賛成で実施される)

また、憲法は国民が国(権力者)を縛るもので、法律は国が国民を縛るものであるという、両者の位置づけの違いもあります。

■日本の法律一覧

日本の法律は大きく以下のとおり分類されます。この分類はデジタル庁が提供するe-Gov法令検索サイトに従っています。 ここから更に細かく分かれ、例えば民事の中に"民法" "商法"などがあります。憲法も広義では法律となりますが、その性質が異なるため、憲法と法律は言い方を使い分けています。

なお六法全書の六法とは、憲法、刑法、民法、商法、刑事訴訟法、民事訴訟法の事を言います。

■刑事事件と民事事件の違い

刑事事件とは、国家に対する損失をもたらすことを防ぐための法律を犯した事件のことで、検察が被疑者を起訴することによって刑事事件が成立します。刑法とは刑事法の中の一つです。

民事事件とは、民間人同士において相手の財産や権利を侵害した事件のことで、個人の訴えによって成立します。

なお名誉毀損罪や侮辱罪は、民間同士の紛争であると思うかもしれませんが、社会の不安定は国家の損失になるので、刑法に規定されております。 民事事件は例えば、貸したお金が返ってこない、親の相続問題などがあたります。




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