イールドカーブ, イールドスプレッドとは



経済・経営

公開日:2024/1/1    

■イールドカーブとは

イールド(yield:利率)カーブとは利回り曲線のことで、国債などの債券の満期期間を横軸に、利率を縦軸に表します。景気の先行きを測るための指標などに用いられます。

経済が成長していると、景気過熱感による過度なインフレを抑えるために金利は高くなり、更に長期金利の方が将来の状況変化によるリスクを織り込むため長期金利が高くなる傾向になるため、イールドカーブは右肩上がりになります。これを順イールドといいます。 逆に経済が後退していると、経済を上向かせるため金利は低くなる傾向になり、イールドカーブは右肩下がりになります。これを逆イールドといいます。



■イールドスプレッドとは

イールドスプレッドとは、長期金利と株式利回りの差のことです。 イールドスプレッドが小さくなるということは、株式の利回りが高いということになり、株式は債権に比べ割安であることを示しています。 逆にイールドスプレッドが大きくなるということは、株式の利回りが低いということになり、株式は債権に比べ割高であることを示しています。

<計算式>
計算式は、長期金利 ー 株式利回りで表す場合と、株式利回り ー 長期金利で表す場合どちらもありますので、注意が必要です。






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