マネージャーとリーダーとボスの違い



経済・経営

公開日:2023/2/3    

マネージャーとリーダーとボスの違いについて説明します。

■ボスとリーダーの違い

ロンドンに百貨店を展開したアメリカのハリー・ゴードン・セルフリッジ氏(1858-1947)によると、ボスとリーダーには以下の違いがあると言われています。

 

これを見ると、組織にとってボスの存在意義が分からなくなりますが、一度は「ボス」という存在に憧れる人が多い様な気がします。 ゲームで敵として出てくるラスボスはとても強い存在ですし、フリーザやラオウもボスというイメージがあります。

なおBOSSには「親分,大将」など"その組織のTOP"という意味がありますが、会社におけるTOPは「社長:president」で、あまり社長の事をBOSSと言わない様です。 会社においてBOSSは「上司」という意味で使われることが多く、「BOSS」は必ずしも我々がイメージする存在だけではないようです。

一方リーダーは上の定義に従うと、現場をよく理解しメンバーに寄り添ってメンバーを導くイメージがあります。バイトリーダー、ゴレンジャーなど戦隊モノのリーダーなどが挙げられます。

■リーダーとマネージャーの違い

マネージャーとリーダーの違いを比較した場合、先ほど説明したリーダーのイメージが異なってきます。 リーダーは組織の進むべき方向を示す役割を持ち、マネージャーはその方向に向かっていかに効率よく合理的に進むかをやりくりする役割を持っています。

<リーダーは現場の先頭に立つべき存在か否か>
ここで人によって認識の分かれるのは、リーダーは現場の先頭に立つ存在でなければならないのか否かです。 先ほどのボスとリーダーの比較では、リーダーは先頭に立って皆を引っ張るというイメージがあると述べましたが、 進むべき方向性を示すことができれば、必ずしも現場の先頭に立たなくても良いという考えもあります。

例えば、日本のリーダーは総理大臣ですが、総理大臣が現場で先頭に立ったりはしません。 私は安倍総理大臣の言葉が印象に残っており「総理大臣に求められるのは、心身を健康に保ち、大切な時に判断を間違えないことだ」と言っておりましたが、まさにその通りだと思いました。 リーダーの指し示す方向が間違っていたら大変なことになりますから。




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