フリーメイソンとは



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公開日:2023/9/10    

■フリーメイソンとは

フリーメイソンリー(free:自由な, mason:石工)は、1590年代にスコットランドとイングランド北部の石工たちが結成した組織で、当初は本職の石工たちの集まりでした (1300年代にはその原型が存在していたとも考えられている)。その後1717年にロンドンで、現在の形となるフリーメイソンリーが結成されました。厳密には、フリーメイソンリーは組織名のことで、フリーメイソンは構成員のことです。

フリーメイソンリーのシンボルは以下。コンパスと定規とG(GodのG)を表しております。

wikimedia commonsより引用。


以下左図もフリーメイソンリーのシンボルとされてますが、これは「プロビデンスの目」といい、神の全能の目を意味しております。 このプロビデンスの目は、古代メソポタミアおよび古代エジプトに起源を持ち、キリスト教における三位一体を表す象徴としても用いられています。 以下右図の様に、1ドル札にもこのプロビデンスの目が描かれていますが、これはアメリカがフリーメイソンに支配されているとする根拠と考える人もいますが、 キリスト教にちなんで描かれていると思われます。

wikimedia commonsより引用。


なお、以下は「ホルスの目」といって、古代エジプトの天空神ホルスに由来する目のことです。「全てを見通す知恵」などの意味があり、プロビデンスの目と似ています。

wikimedia commonsより引用。


<フリーメイソンの有名人>

ジョージ・ワシントン(初代アメリカ大統領)、ベンジャミン・フランクリン(100ドル紙幣の肖像画の人)、マッカーサー、モーツァルトなどが挙げられます。

■イルミナティとは

イルミナティはバイエルン啓明結社ともいい、1776年にドイツ南部のバイエルン州にアダム・ヴァイスハウプトが設立した秘密結社です。 しかしイルミナティは、危険思想と見なされバイエルン王国政府からの勅命で活動を停止させられ、わずか10年後に解散しております。

イルミナティが裏で世界を操っているという考えは様々な陰謀論者によって説かれていますが、根拠はありません。 (最も古い企ては、イルミナティ解散直後の1789年のフランス革命だと考えられています)

■イルミナティとフリーメイソンの関係

フリーメイソンの上層部がイルミナティで、フリーメイソンをコントロールしているのがイルミナティと考えられておりますが、根拠はありません。

■イルミナティとテンプル騎士団の関係

テンプル騎士団の一部がイルミナティを設立したという説があります。スコットランドのラムジー准爵士が1737年にその説を提唱しました。 1307年にフランス国王からの逮捕を逃れたテンプル騎士団がスコットランドに渡り、フリーメイソンを作ったと考えられています。




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