中央構造線、フォッサマグナとは



地質学

公開日:2021/5/7   

■断層、構造線とは
断層とは、プレートの移動などによる力が地層に加わって割れ、地層がずれている状態、あるいはその境界面を断層といいます。その中でも今後、断層が進行しうる可能性のある断層を活断層といいます。 また、断層の両側の異なる地質を持つ断層を構造線といいます。

■中央構造線
以下地図において、四国から近畿地方にかけて同一線上に山のない部分があり、切れ目のあるように見える部分があります。これは中央構造線といい、日本最大級の断層です。



これは実際には以下点線の様に、中部地方まで続いています。



■フォッサ・マグナ
糸魚川-静岡構造線と、柏崎-千葉構造線を挟む地域は、日本列島がアジア大陸から離れた際に、地形が割れて海によって分断されていた地域ですが、その後岩石や土砂などの堆積物によって埋められた地域であり、 フォッサマグナ(ラテン語で大きな溝の意味)といいます。ドイツの地質学者ナウマン博士が命名しました。糸魚川-静岡構造線は中央構造線より後にできたものです。






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